ドラマに出演しました!撮影までの道のり編

ブログでは大変ご無沙汰している団長です。
ひさびさにブログを担当させて頂きます。

例年この時期は本番がなく、どちらかというとマッタリしている市川ウインドですが、今年はちょっと違いました。
事の発端は、昨年末にメールにて演奏依頼が舞い込んだところから始まります。

「2020年1月からスタートするテレビドラマにブラスバンドの演奏シーンがあるので市川ウインドオーケストラの皆さんに出演をお願いできませんか?」

ざっくり言うとそんな内容でした。

撮影は2020年1月下旬の平日日中、市川市内の里見公園にて行い、曲は1曲ということでした。
依頼が来た時点ですでに撮影予定まで1か月を切っており、団でも早急に取り組まないといけません。
平日日中の撮影ということで、参加メンバーも団員の半分が出れるかどうかという感じでしたが、何とか対応できそうということでお受けすることにしました。
(ここからドラマ撮影の大変さを思い知ることにもなりました。笑)

何はともあれ、まずは曲が決まらないと練習もできないので、直近の定期演奏会などで演奏した曲など数曲を候補曲として先方に提案しましたが、なかなか曲が決まらないまま2週間ほど過ぎていきました。
年明けからの団の練習も、とりあえず可能性がある候補曲を一通り練習するという感じでした。

その後、ドラマ制作サイドで別の案が持ち上がったということで一度出演が見送りになり、数日後にやはり出演をお願いしたいということになったりと撮影が実現するのか不確かな状況が続きました。
そして、最終的に曲が決まったのが撮影予定日の1週間ほど前で、撮影日もその時点でようやく見えてきました。

事前に練習していた曲とはまた違う曲に決まり、週に一度のペースで練習を行っている楽団としては、そのペースではとても対応ができないため、臨時練習を2回ほど追加して本番当日を向かえました。

ところが、今度は撮影日当日が雨になってしまい撮影が中止に
次の撮影予定日が約1週間後で、場所が東京都国立市になるということでした・・・。

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(当初の撮影予定地だった里見公園)

団内で改めて参加メンバーを募りましたが、日程と遠方への場所変更ということで参加希望メンバーは10名ほど。
これではまともな演奏もできません。

ただ、当然ドラマ撮影はありますし、先方からも大型楽器などは運搬するので何とか出てもらえないかとお願いもされ、参加を希望する団員も一定数いる、そう考えるとここで断ってしまうのも後味が悪い感じでした。

そこで、個人的にもいろいろとお世話になっていて、今回指揮もお願いしていた「須藤信也さん」に相談し、須藤さんが長年指導されている市川市の国府台高校吹奏楽部OBの方を中心に追加のメンバー募集をお願いすることにしました。
国府台高校吹奏楽部はさまざまなコンクールで優秀な成績を収めているバンドです。
短期間の練習でも対応できるメンバーを考えると、これ以上の選択はありませんでした。

須藤さんのご尽力もあり、十数名の参加者が集まり、撮影日前日の夜に二十数名で合同練習を行って本番に望むことになりました。
もちろん、この時点で初めましての方がそれぞれたくさんいる状況でした。

自分も長年吹奏楽をやってきて、それなりに合同バンドなども経験してきましたが、ここまでの短期間で一度の合同練習で対応したことはなかったので、なかなか貴重な体験となりました。笑
この一度の練習で曲が仕上がっていく様子はある意味圧巻でしたね。
短時間で曲を仕上げる集中力や、そういったことが可能だということも今回よく分かったので、今後の団の練習でも活かしていきたいです。

ということで、長々と撮影までの経緯を書きましたが、次のブログでいよいよ撮影当日の詳細をお送りしたいと思います!